入院患者さんへのプログラム
作業療法
作業療法(Occupational Therapy)とは?
入院された方が受けられる治療の一つです。
趣味や余暇的活動・軽い運動など、作業を用いてよりよい生活を目指すリハビリテーションです。
主治医の指示の下、病状に合わせて相談しながら作業療法プログラムを計画し提供します。
活動一例
OTサロン
病棟内ホールで行います。塗り絵や漢字・計算問題など提供し、休養時期から徐々に活動を再開する際に参加いただけます。この時期は休養と活動のバランスが大切です。
運動
ホールで行う簡単なストレッチなどの運動・エアロバイクやトレッドミルなど器具を用いた運動など、状態に合わせて提供します。
心理教育
認知行動療法を用いて行う講義式プログラムや専門職からの情報提供プログラムもあります。
個人OT
手芸や創作活動などの趣味的活動を提供します。退院後の趣味を見つける時間としてもご利用いただけます。
各種体験プログラム
退院後の生活リズムに合わせて、外来OTやデイケアの体験を入院中から行うことが出来ます。退院後も安心して利用頂くため入院中から準備を行います。
服薬指導
- 調剤
後発医薬品を中心に約300種類のお薬を取り扱い、入院中の患者さんのお薬を調剤をしております。 - 薬剤管理指導
服薬指導として入院中のお薬の服用状況やお薬の説を行っています。 - 薬局だより
毎月みなさまに一般的なお薬のニュースや薬に関する事をわかりやすく発信しています。
お気軽にご相談ください。
栄養相談
栄養相談を行っています。
診察を受けた時に、「バランスのよい食事をしてくださいね。」「今の食事を見直した方がいいですよ」と勧められ、何をどれだけ食べたらよいのか、疑問や不安はありませんか?
管理栄養士が患者さんの病状や生活スタイルに合わせて食事のお話をします。
患者さんお一人おひとりにとって好ましい食生活の改善案を一緒に考えていきます。
- 対象
- 外来患者さんまたは入院されている患者さんで主治医より栄養指導依頼のあった方。
- 対象疾患
- 糖尿病・脂質異常症(高脂血症)・高度肥満症・その他栄養障害など
- 実施日
- 月曜日~土曜日(外来休診日は除く)9:00~16:00 予約制
- 相談時間
- 初回 40分程度
2回目以降 20分程度 - 場所
- 面談室、地域連携室 他(入院患者さんは病棟で行います)
カウンセリング
カウンセリングは、主に言葉のやりとりを通して、患者さんの抱えている問題について寄り添いながら、一緒に考えていきます。心理士は患者さん自身が心の健康を取り戻すためのサポートを行います。医師をはじめ、その患者さんに関わる様々な職種と協働しながら、患者さんの性質や病状、希望や目的に沿って、その方に適した方法でカウンセリングを行っております。
心理検査
心理検査は、検査を通して患者さんの性格特性をはじめ、様々な視点から患者さんを理解するために行います。検査には知能検査、人格検査、認知検査などいくつか種類があり、目的に沿っていくつかの検査を組み合わせて実施します。検査の内容や数によっては長時間かかるものもあります。
- カウンセリング、心理検査はいずれも予約制になります。カウンセリングは基本的に1回30~50分の枠で、患者さんの病状やそのときの状況に応じて臨機応変に行っております。カウンセリングを受ける際は主治医の同日診察が必須となり、診察の前後にご予約を頂いております。日程については担当の心理士にご相談ください。
なお、入院中の患者さんを対象に、集団精神療法も行っています。関心がある方は、主治医にご相談ください。