リワーク通信:アンガーマネジメント①
- 2024.09.19
こんにちは、精神保健福祉士の浅野です。
みなさんは怒る必要のない些細な出来事に強く怒りすぎて後悔したり、怒るべきタイミングで怒れずに後悔した経験はありませんか?
怒りと上手く付き合うスキルを養うための『アンガーマネジメント』という分野があります。
【アンガー:怒り/マネジメント:後悔しないこと】
アンガーマネジメントの目的は、“怒る必要のあること” “怒る必要のないこと”を明確にし、怒る必要のあることは上手に怒れるようになり、怒る必要のないことは怒らないようになることです。
“怒り”という感情は人間にとって自然な感情の一つであるため、まったく怒らないということは不可能です。
「怒ること=悪いこと」と捉えがちですが、そうではなく「怒り方が悪い」パターンが多いです。
怒りの強度が高い(小さなころでも激昂する・強く怒りすぎる)、持続性がある(根に持つ・思い出し怒りをする)、頻度が高い(しょっちゅうイライラする)、攻撃性がある(自他を傷つける・物に当たる)…こんな怒り方は注意が必要です。
怒りをコントロールするために、いろいろなスキルがあります。
よく聞かれる方法が『6秒間カウント』。
イライラしてから6秒間が最も怒りが強く、その後はだんだんクールダウンすると言われています。怒りのピークにある6秒間は、反射的に相手に攻撃的な言葉を発してしまったり、怒りに任せた行動を取ってしまいがちです。
“6秒間乗り切れば、少し冷静になれるはず”、“腹が立っても6秒間は待つ”と頭の片隅に置いておくことで少し意識が変わるかもしれないですね。
今回、『6秒間カウント』を簡単にご紹介させていただきましたが、リワークでは他にも怒りのコントロール方法をみなさんと学んでいます。
次回のブログでもアンガーマネジメントについてお話させていただく予定です。
★今日の雑学★
『秋のお彼岸に供える“おはぎ”と春のお彼岸に供える“ぼたもち”の違いは?』
実はどちらも同じものです。どちらも、もち米をあんこで包んだ同じものですが、呼び名が異なります。呼び名が異なる理由は、季節の花を意味したことが由来と言われています。
秋は萩の花が咲くことから“おはぎ”、春は牡丹の花が咲くことから“ぼたもち”と呼ばれるようになったそうです。
当院リワークの見学・説明も可能です。ご不明な点があれば、お気軽にお問い合わせください。お問い合わせは、豊田西病院 デイケア リワーク担当 電話番号:0565-47-7227 まで